体験談】第二種電気工事士「技能試験」を2週間で突破した勉強法と本番のリアル

【体験談】第二種電気工事士「技能試験」を2週間で突破した勉強法と本番のリアル
はじめに:学科合格→ちょっと休憩、そして技能モードへ
学科試験に合格して「やった!」と安心したのもつかの間、次は本番の技能試験が控えています。
ただ私はすぐに取りかかったわけではなく、「まあ少し休もう」と一息ついていました。
本格的に練習を始めたのは試験の2週間前。そこから一気にスイッチを入れて、毎日手を動かすようにしました。
結果的にこの短期集中スタイルが自分には合っていたのですが、「もっと早くやればよかったかな」と思う部分も正直あります。
この記事では、そんな私のリアルな2週間の勉強法と本番での体験をまとめてみました。
準備したもの:練習キットと最低限の工具
- 練習キット: Amazonで評価の高い定番セット(候補問題を2周できる材料入り)。「材料が足りない…」を防ぐため、最初から余裕あるセットに。
- 工具: 整備士なので一通りは所持。追加でVVFストリッパーのみ購入。
- 学びの相棒: YouTubeのガミデンキさんの解説動画をフル活用。動画で手の動きや作業の流れを何度も確認しました。
机上の理解よりも、まずは配線を触る。工具と材料がそろっていればすぐに練習に取り掛かれます。
勉強スケジュール(全体で約2週間)
- 1〜3日目: とにかく複線図。最初は意味がわからなくても、動画を見ながら毎日手で引く。3日ほどで「読める/描ける」の感覚に。
- 4〜10日目: 候補問題13問を一周。問題1から順番に最後まで解き進めていきます。特に技能試験では、ランプレセプタクル・コンセント・スイッチ(片切・3路・4路)といった主要器具の組み合わせをしっかり練習することが重要です。実際の器具を使って何度も配線することで、「このスイッチはこう結線する」「この器具の位置ならケーブルの長さはこのくらい」と体で覚えていきました。
- 11〜14日目: 苦手つぶし+模擬。タイマーを回し、本番の段取りと手順を固定。誤配線・圧着など減点要素の最終チェック。
ポイントは毎日触ること。短時間でも「複線図→手配線→見直し」の流れを反復し、体に入れていきました。
複線図は“すべての土台”
技能は複線図がすべてと言っても過言ではありません。最初は記号の意味や導体の流れがつかめず戸惑いますが、描く→配線する→ミスを洗い出すを繰り返すと、配線の必然性が見えてきます。
- 器具記号・極性・心線色の基本ルールは最初に固定。
- スイッチのパターン(片切・3路・4路)を図で言語化して覚える。
- 「描ける=作業手順が決まる」。試験で迷いが激減します。
候補問題13問を一周:段取りで“時短”を作る
一周目は完走重視。配線を切りすぎる/足りない、圧着をやり直す——そんな失敗は大歓迎。二周目で切断長さの目安や圧着の位置を体に刻みました。
- 先にやることを固定: 複線図→器具配置→ケーブル外装剥き→心線の整え→結線→圧着→絶縁。
- リングスリーブの刻印は手元の早見表で即判断(暗記にこだわらない)。
- 見直し5分は必ず確保。最後の逆位相や結線ミスの救済時間です。
前日は会場近くに前泊→静かな環境で最終仕上げ
試験前日は会場近くの東横インに前泊しました。
普段は自宅で練習していましたが、「最後くらいは集中できる環境で仕上げたい」と思い、早めに15時にチェックイン。
スーツケースの中には工具や練習用のケーブル、器具をぎっしり詰め込みました。見た目はただの旅行客ですが、中身はほぼ電気工事士の教材セット。自分でも少しおかしくて笑ってしまいました。
それでも静かな部屋で落ち着いて練習できたのは大正解。残っていた材料を使って全13問をもう一周して手順を再確認しました。
「この場でできれば明日も大丈夫」という安心感につながり、心の余裕を持った状態で本番を迎えられました。
試験当日の予想外:手汗で被覆が剥けない
本番で出題されたのは候補問題1。比較的やさしい問題で「これはいける!」と心の中でガッツポーズ。ところが、緊張で手汗が止まらず、ケーブルの被覆がまったく剥けないという想定外のトラブルに見舞われました。
ふだんなら3分で終わる外装剥きが、この日は10分以上。何度もズボンで手汗を拭きながら、焦りと闘いつつどうにか突破。ここで学んだのは、「本番は手が震えるし、汗も出る」という現実でした。
- 開始直前にハンドタオル+アルコールシートで手指を拭く。
- 薄手のすべり止め手袋(要項で許可される範囲)を用意。
- 序盤で「剥きやすいケーブルから着手」して手の慣らし運転をする。
※持ち込み可否は受験要項に従ってください。
よくある減点ポイントと私のチェック手順
- 誤配線: 完成後に器具ごとに導通イメージを口に出して確認。
- 圧着ミス: 刻印・スリーブ位置・撚りの整えを声出し確認。
- 仕上げの雑さ: 心線の向き・高さ・直線性で見栄えと実用性を両立。
最後の5分見直しタイムは絶対死守。どんなに順調でも終盤は確認に切り替えるよう徹底しました。
持ち物メモ(私の実例)
- 受験票、身分証
- ドライバー一式、VVFストリッパー、ペンチ、圧着工具、電工ナイフ、スケール
※本番では緊張による手汗で予想外に苦戦しました。 次回挑戦するならウェットティッシュや滑り止め手袋を持ち物に加えたいと思っています。 (持ち込み可否は受験要項を必ず確認してください)
まとめ:手を動かす量が、そのまま自信になる
技能は「わかったつもり」では通用しません。複線図→手配線→見直しを毎日回すほど、作業が自動化され、本番での緊張にも負けにくくなります。
私は2週間という短期集中でも、手を動かす回数を増やすことで合格に届きました。材料はケチらず!
この体験記が、これから挑戦する方の背中を少しでも押せたら嬉しいです。がんばってください!
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